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薩摩黒酢と琉球もろみ

■泡盛の副産物もろみ酢の関係

鹿児島の特産である黒酢に対して、沖縄では泡盛からできる「もろみ酢」と言われるお酢が人気です。いくつか種類があるのですがJAS規格で、もろみ酢という分類はなく俗称だそうです。
泡盛や焼酎、清酒の仕込みで生まれる酒粕が、諸味(もろみ)です。

沖縄の泡盛は、タイ米を黒麹カビで醗酵させた諸味を蒸留したお酒です。以前、沖縄では有名な泡盛の会社である久米島の久米仙へ工場見学に行った事があります。那覇から船も出ていますがかなり揺れるし時間もかかるので、RACのプロペラ機で飛びました。

久米島に行ったら有名な久米仙工場を見てみたかったのです。古酒(くーす)と言われる年代物のコクのある泡盛も試飲できました。旨い!!!見学が始まってすぐ、ベルトコンベアーですごく忙しそうに出荷作業をしていたのを見て、案内係の女性に聞くと、
もろみ酢の注文が殺到しているという事でした。

泡盛の仕込み段階で生まれる副産物の酒粕の「もろみ」ですが、昔は豚の飼料になっていたそうですが、近年の健康食品ブームで、もろみ酢を製品化すようになったとか。泡盛にも劣らないほどの人気の商品になっていました。

美容に良い血液サラサラ効果のクエン酸や、体の原料になるアミノ酸が豊富です。テレビで紹介されると飛ぶように売れたようです。

久米仙工場の場合は、製造過程で久米島の海洋深層水(硬度1700)を混ぜて造られています。この水には、たくさんのミネラルが含まれ、私も継続して飲みたいと思っている優れた海洋深層水です。


■鹿児島県の特産の芋焼酎
芋焼酎は薩摩芋を黒麹カビで醗酵させた諸味(もろみ)を蒸留したお酒です。芋焼酎の仕込みでできる、「もろみ」も人気があります。酒粕は黒麹菌のために褐色の色が付きます。薩摩黒酢は、この「諸味」から抽出したものなんですね。
蒸留して焼酎つくって、酒粕から「黒酢」をつくって一石二鳥です。

黒酢もクエン酸、アミノ酸が豊富で昔から人気のお酢ですね。健康食品ブームで、ちょっとお値段が高くなったので、続けて毎日飲むのが厳しいですが、その分、他の嗜好品を減らしてみたいです。

■黒酢ともろみ酢あなたはどっち?
昔から、お酢は身体に良いとされていますが、お酢にはいろいろな種類があり、黒酢、香醋、きび酢、もろみ酢、ぶどう酢、玄米酢、バルサミコ酢、穀物酢、リンゴ酢、米酢などがあります。

健康食品ブームで、お酢の中でも人気なのが黒酢ともろみ酢です。

・黒酢の特徴
黒酢と他の酢の大きな違いはアミノ酸の含有量です。他のお酢に比べ数倍から10倍多く含んでいます。熟成期間も半年から3年と長くかかります。他の一般のお酢が1〜3か月くらいだから手間がかかっています。

黒酢は原料の玄米を長い時間寝かせて醗酵・熟成するのでその結果アミノ酸が多く含まれてくるわけです。刺激臭もなく、こくのある褐色のどろっとした液体で独特の風味があります。

アミノ酸は、疲労を回復、血液をサラサラにして、動脈硬化や高血圧の抑制、予防、中性脂肪の減少させる事で、冷え性や便秘の改善、ダイエット、スキンケアなどの効果が現れます。

・もろみ酢
もろみ酢は、沖縄では日常的に飲まれている泡盛(あわもり)の酒粕(琉球方言:かしじぇー)をしぼり作られたお酢。
成分は黒酢と同じく天然アミノ酸を含み、黒麹菌により生成された天然のクエン酸を主成分として、アミノ酸以外でもビタミンを豊富に含んでおり、健康維持やダイエットの
補助食品として人気があります。

これまで、テレビの健康番組で何度も放送され、その人気は爆発的なものになりました。

久米島の泡盛工場では、これまで泡盛醸造の過程で生まれた副産物でしたが、豚の飼料など捨てられていたものを、改良して飲み易く加工され販売されています。

クエン酸は、体内に蓄積された酸性物質と結合し、エネルギーに変えていくことが出来るのです。運動をする時にもろみ酢をドリンクで飲むと新陳代謝を促しダイエット効果や疲労回復に効果があるといわれています。

もろみ酢は、まろやかで酸味が少ないので、お酢が苦手な人も抵抗なく飲むことができます。
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